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INTERVIEW

S.O
2022年4月新卒入社
メーカー事業
医療機器開発職
各領域のプロフェッショナルがチームで挑む
「常光ブランド」の製品開発
医療機器開発の中でも、とくに「電子設計」の領域が私の担当です。回路設計に限らず、回路が載っている基板、その基板につなげるケーブル、さらには電気を使って動かす部品の選定なども含めて、電気を使う部分の開発に広く携わっています。 弊社では営業や経営陣から「こういうものが作れないか」という提案が届き、その提案に基づいて開発部門で検討が始まることが多いです。その後、開発部門で設計書を作成し、実現可能な内容かどうかの判断や、細かな仕様の検討などを進めていきます。
装置開発のプロジェクトでは、私が担当している電子設計以外にもデザイン・駆動部等の設計を担う機械設計の専門家や装置を動かすためのソフト設計をする専門家、さらには薬品を扱う観点で化学分野の専門家が連携することになります。
各分野のスペシャリスト同士が「ここはこうできる」「電気的にはこうしたいけど、機械的には厳しい」といったディスカッションをほぼ毎日重ねています。
現在の業務内容を教えてください。

仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
入社1年目の頃から「確証を得られないまま進めると、必ずどこかでミスを生んでしまう」ということは言われ続けてきました。たとえば、1〜10の項目があったとして「9はわかるけど、1はなんとなくしかわからない」という状態で物事を進めると、やはりそこがボトルネックになってミスが発生してしまいます。
恥ずかしながら、私自身も割とその傾向があって「直さないといけない」と意識し続けることで、改善できるようになりました。開発業務すべてに共通しますが、私が行っている電子設計でも、一つ仕様を違えるだけでも装置の電源がつかなかった り、その先にある別の部分が壊れてしまったりということがあり得ます。本当に細かい部分まで確認して、確証を得た上で物事を進めていかなくてはいけません。もちろん、時間はかかりますが「急がば回れ」という言葉もありますし、確実な設計をするということは心がけています。

専門領域を跨いだ開発プロジェクトをはじめ、他の部門との関わりを密接に感じる業務が多いです。普段から同期や先輩方とのコミュニケーションが盛んで、ふとしたときにも頼りやすい雰囲気があります。いかに自分が電子設計の担当といえども「機械設計の知識が必要」ということも少なくありませ ん。電気に限定せず、横のつながりから知識を得られるという魅力は大きいです。
